【2025年最新版】調整力公募に有利な土地とは?BESS用地コンサルが語る“選ばれる条件”と土地選定の落とし穴

2024年度から本格化している「調整力公募」は、BESS(蓄電池)事業者にとって大きなビジネスチャンス。
特に2025年度以降は、需給調整市場や非化石価値の取引も視野に入れた“マルチ収益化”が鍵となります。

しかし、どんな土地でも応札可能とは限りません。
公募要件に合致し、かつスピーディーに完工・接続できる土地でなければ、せっかくの投資機会を逃すことに。

本記事では、実際に調整力向けBESS用地を取り扱うコンサルタントが、
「調整力公募に有利な土地」の特徴と、選定時の注意点をわかりやすく解説します。


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1. 調整力公募の「系統条件」を満たしているか?

■ 変電所の接続可能量(空き容量)を確認

  • 公募案件は基本的に高圧 or 特別高圧連系
  • 低圧や空容量ゼロの系統では応札自体が不可
  • 接続可能量マップやエリアプランで事前調査必須

■ 応札区分の分類にも注意

  • 「需給一体型」「容量のみ型」「非化石価値加算型」などで系統要件が異なる
  • 中長期で“複数区分に使える土地”が理想

2. 完工・連系までの「スケジュール感」が読みやすい土地か?

■ 公募では「商業運転開始予定日」の提出が必要

  • 工期が見えない=評価対象外になることも
  • 農転・開発許可・文化財・接道・埋設物等はリスク因子

■ “市街化調整区域”や“開発要件あり”の土地は慎重に

  • 行政協議に数ヶ月〜年単位かかるケースも
  • 過去に協議・造成で2年遅延→応札断念例あり

3. 地権リスク・地域調整が小さいか?

■ BESS事業では「住民説明」が非常に重要

  • 発電所とは異なり24時間稼働+変電設備あり
  • 地元住民や自治体との関係性がスピードに直結

■ 「地権者が複数・相続登記未了」は危険信号

  • 一人でも反対すると進められない
  • 覚書取得・共有解消・境界確定が必要になる場合も

4. 成功している「調整力向けBESS用地」の共通点

特徴内容例
系統条件を満たす特高変電所から2km圏内、空容量10MW以上
工期リスクが少ない宅地 or 工業地域、造成済み、既存接道あり
地権調整が済んでいる単独所有、地元協力的、住民説明済み
将来の追加収益も見込める協議済みで太陽光・V2G等とのハイブリッド可能

5. BESS用地の選定に「調整力視点」を組み込む意味

  • FIT卒業後の再エネ投資は「マーケット連動型」にシフト
  • その中でも調整力収益は“非FIT型”で最も安定
  • 入札に使えない土地は、今後ますます“売りにくくなる”

まとめ

調整力公募は、単なる「入札」ではなく、土地そのもののポテンシャルが問われる競争です。
翌桧地所では、
・変電所ごとの接続可能量調査
・行政ヒアリング代行
・地権者交渉
など、調整力向けの土地選定から開発サポートまでワンストップで行っています。

BESS事業の勝負どころを見極めるためにも、“調整力視点”で土地を選ぶ習慣を持ちましょう。

「調整力公募を見据えたBESS用地を探している」などお気軽にご相談ください。